<1部>
オープニングはピアノの島田さんとヴァイオリンの柴田さんとのデュオで、島田さん作曲の「Flying bird」を演奏されました。爽やかで心ときめくオープニングで、会場がとても和やかな雰囲気になりました。続いてもお二人で島田さん作曲の「旅路」を演奏されました。柔らかであたたかく、様々な場所で物思いにふけるようなホッと安心する楽曲でした。続いて演奏されたリシャール=ガリアーノ作曲の「クロードのタンゴ」は、とてもかっこよく、たっぷりと意志を持ったフレーズに心を奪われた後、鼓動が激しくなるようなスピーディな動きとの対比もよかったです。一節一節の音が歴然としていて聴き込みました。
続いては嘉悦なつ美さんも加わり3人で演奏されました。石川さゆりの「ウイスキーがお好きでしょ」は柔らかな表情で話しかけてくれるような歌と、ムーディなヴァイオリンの音色に溶け込みました。歌とヴァイオリンとオシャレなピアノでほろ酔ったようにうっとりとした空間でした。
続いてStingの「Shape of My Heart」は哀愁漂う切ないメロディに聴き入りました。1部最後は嘉悦さん作曲の「ズボライフ」を演奏されました。嘉悦さん自身のズボラな生活を綴った歌で、歌詞がとても面白くわかる!と共感できるものもありました。キャッチーなメロディーとしっとりとチルできるような落ち着く伴奏でした。
<2部>
2部の最初はヴァイオリン独奏でイグデスマン作曲「Funk the String」を演奏されました。ヴァイオリンの様々な技法や技巧も使われ、1人でリズム、伴奏、メロディーを激しく熱演されました。突風のようにあっという間に過ぎ去るも、とても印象強かったです。
続いては嘉悦さんとChisaさんお二人のデュエットで、嘉悦さん作曲の「泣いているのは」を歌われました。愛のこもった考え込まれた歌詞と、溶け込むようなお二人のハモリと深みのある歌声にすごく引き込まれました。
続いてはChisaさん、柴田さん、島田さんの3人でマライア・キャリーの「HERO」を演奏されました。しっとりバラードでありながらも歌声は説得力があり熱がこもっていました。歌とヴァイオリンのオブリガードの相乗効果でとても曲が盛り上がりました。
次からは出演者全員で演奏されました。嘉悦さん作曲の「キミ・ススム・カゼ」は明るく晴れやかで視界がパッと開くような感覚になれました。演者全員が笑顔で楽しそうなのがこちらにも伝わりました。サビがキャッチーでとても印象に残りました。「ただの妄想」は焦燥感や不安感で1人で悩んでしまい、考えたくなくても考えてしまう心境を歌に綴られていました。歌の最後の方は励ますように包み込んでいきました。ラストはジョン・レノンの「イマジン」を演奏されました。前半ふわりと安心感のある歌声と伴奏で、穏やかな夢見心地になるようでした。後半は音楽も盛り上がり、核心を付くように訴えかけられとても心に響きました。
アンコールは「We are the World」を演奏されました。

撮影は承諾済です。
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