今回、そのコンサートを企画された吉永様に、コンサート開始前に独占インタビューをすることができましたので、その内容を紹介させていただきます。
1 「シノブタケシリーズ」とは?
まず、「シノブタケ」とは、この建物の名前の「iori Shinobutake」から取ったものです。そもそもの「シノブタケ」とは阿蘇地方でタケノコのことをいうらしいです。この「シノブタケシリーズ」は、1年前から、Music Officeクオーレで主催しています。コロナ渦の中で演奏場所がない演奏家さん達と、聴く機会がないお客さん達を結ぶイベントを開催したいと思い、知り合いだったこちら(シノブタケ)のオーナーさんと相談して、ここでさせていただくことになりました。すると、お客さんがすごく喜んでくださったので、これをシリーズ化して続けていきたいと思ったのが始まりです。
2 この1年を振り返って
コロナ渦で演奏が中止になったり、企画すること自体が難しくなっていて、日々の生活の中で少しでも心にゆとりを持ったりとか、人に優しくしたりとか、心の豊かさを持ったりすることが特に大切だと感じていました。私たちは音楽活動を通して、自分自身も聴いてくださる方もお互いが元気になったりとか、明日へのパワーになったりする場所を大切にしていきたいと思っています。シノブタケを通して少しでもそのような場所が作れていればいいな、とこの1年間を振り返って感じたところです。
3 アーティスト同士の刺激
共演させていただくメンバーはそれぞれお互いの音楽とか音色とか表現の仕方とかがお互いに好きで、そこを尊重し合っているというのが根本にあります。そして、お互いの音を注意深く聴き合ってお互いの求めている音とか音楽を創り上げていく中で、よりよいものを届けたいという思いがよりいっそう強くなっていると思います。
4 プログラム構成など
今回のコンサートでは、この1年間を振り返って、今まで演奏させていただいた中で好評だった曲とか今私たちが届けたい優しさや感謝とかを込められるような曲でプログラムを構成しています。
5 今後の目標
まずはシノブタケシリーズの自分たちの企画の目標としてあげたことを今後も続けていきたいです。そして、この場所から人の心の温もりが繋がっていって素敵な輪になっていけるようにしていきたいと思います。聴いてくださる方達の心の中に小さな宝石のような宝物が溢れてくるような場所、ここにきてそういう自分の中にあるものが溢れてきたり見つけたりできる場所になるよう、1周年を迎えてこれからもまたそれを続けていくようにしたいと思っています。
次回は、いよいよ、「シノブタケ1周年記念コンサート」の中身を紹介したいと思います!