(前半)
①ベートーヴェン:クラリネットとチェロのための二重奏曲第1番ハ長調(原曲:クラリネットとファゴットのための二重奏曲)
②ブルグミュラー:25の練習曲 Op.100より アラベスク、せきれい、バラード、アヴェマリア
③ベートーヴェン:ピアノソナタ第20番より第1楽章
④シューマン:アダージョとアレグロ Op.70(チェロとピアノによる)
―休憩―
(後半)
⑤ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114
① ベートーヴェン:クラリネットとチェロのための二重奏曲ハ長調(原曲:クラリネットとファゴットのための二重奏曲)
<中川幸尚さんのお話>
この曲はベートーヴェンがまだ20代の頃に作った曲ということになっております。しかし、最近この曲はベートーヴェンが作曲した曲ではないという説も有力になってきています。皆様もベートーヴェンの曲かどうか探りながら聴いてみてください。
1楽章は明るく軽やかで、2楽章は暗く怪しげ、3楽章は楽しく愉快な感じの印象を受けました。
中川さんのチェロは、安定感ある伸びやかな音色でした。
里山さんのクラリネットは、体全体で演奏していて、抑揚が素晴らしいなと感じました!
②ブルグミュラー:25の練習曲 Op.100より アラベスク、せきれい、バラード、アヴェマリア
<南部歌歩子さんのお話>
ブルグミュラーは、子供のための練習曲をたくさん残しています。私もいつから弾いていたかなと思いまして子供の頃の楽譜を実家から持ってきました。
子供の頃は気持ちを込めて弾くということがあまり分からなかったのですが、久しぶりに演奏してみるとどの作品もとっても綺麗な素晴らしい曲だと思いました。
また、「バラード」という作品は、熊日学生音楽コンクールの本選の課題曲で、これをとにかく必死に練習して最優秀賞を取ることができたというとても思い入れのある作品です。
③ベートーヴェン:ピアノソナタ第20番より第1楽章
<南部歌歩子さんのお話>
この曲も難易度的にはそんなに難しくない作品なんですけど、簡単に弾けるような曲こそ難しいんです。この作品は子供達のコンクールの課題曲になるような作品です。今日はコンクールに出ていた小学生・中学生のドキドキした気持ちを思い出しながら初心を忘れないようにという気持ちを決めて演奏させて頂きます。
また、南部さんのピアノは繊細で一音一音が粒だっていると感じました。
④シューマン:アダージョとアレグロ Op.70(チェロとピアノによる)
<中川幸尚さんのお話>
シューマンの作品の中でも特によく知られる名曲ではないかと思います。
もともとはホルンのために書かれた曲です。
アダージョとアレグロといって、ゆっくりなパートと速いパートの2つのパートで1つの曲になっています。
優雅でゆったりとした包み込むような場面があれば、一気に音が駆け下りて迫ってくるような場面もあって、ワクワクしながら聞いていました!
<場所>
会場:レンタルスペース&サロン DOLCE
住所:熊本市中央区本荘6丁目12-31
※ 撮影は許可を得て行っています。