音楽

【音楽】 大隈淳幾オーボエリサイタルwith南部歌歩子 -ラフカディオホール (2023.11.10)-

リナ・大学生
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2023年11月10日に、熊本市中央区下通りの紅蘭亭6階にあるラフカディオホールで「大隈淳幾オーボエリサイタルwith南部歌歩子」が開催されました。趣向を凝らしたプログラムを、大隈淳幾さんの歌心溢れるオーボエと南部歌歩子さんの華麗なピアノで演奏されました。なお、プログラムは、記事の最後に掲載しています。

■R.ベルトロ/エア・パストラル

オーボエとピアノのための作品。ピアノの優雅な出だしの後にオーボエの伸びやかで透き通った音色が重なります。

■R.シューマン/「ミルテの花」より
第1曲「献呈」
第7曲「蓮の花」
第9曲「ズライカの歌」
第24曲「君は一輪の花のように」

「ミルテの花」は、シューマンがクララと結婚する前夜にプレゼントした歌曲集。ミルテの花は、西洋では結婚式のブーケトスなどに使われる花。

こちらはピアノと歌のための作品だそうですが、大隈さんのオーボエがまるで歌っているかのようです。どの曲のメロディーもロマンティックで素敵でした。

■J.S.バッハ/無伴奏パルティータBWV1013より
第3曲サラバンド

ゆったりした3拍子の踊りの曲。大隈さん曰く、この曲はオーボエに合う曲なので、きっとオーボエの音色を楽しんで頂けると思いプログラムに入れたそうです。
オーボエのソロで演奏され、一音一音のオーボエの音色がクリアに堪能できる一曲でした。

■A.ポンキエッリ/カプリッチョ

A.ポンキエッリはイタリアのオペラ作曲家。一般的にはあまり聞き馴染みのない作曲家だが、オーボエ奏者にとってA.ポンキエッリのカプリッチョはよく試験や課題曲に出されるため有名だそう。A.ポンキエッリはイタリアの作曲家ということもあって、オペラを多く作曲しており、このカプリッチョもオペラに似ている雰囲気が沢山詰め込まれています。

情熱的な感じから軽快な感じに曲調が変化し楽しい雰囲気の曲でした。ラストは駆け抜けるようなクライマックスで前半が終了しました。

■R.シューマン/3つのロマンス

先ほどの「ミルテの花」と同じくこちらもクララにシューマンがプレゼントした曲。
オーボエは、オーケストラだと大体どの曲でもソロがあり花形楽器と言われますが、ピアノとの2重奏や弦楽器とのアンサンブルになってくると途端にレパートリーが少なくなり、他の楽器の曲を拝借してオーボエで演奏することも少なくない楽器。
しかし、この「3つのロマンス」に限っては、他の楽器の人がこの曲を演奏してくれる、オーボエ奏者にとってはありがたい曲だそう。大隈さん曰く、譜面は簡単だが中身が詰まっているので演奏するのが難しく、シューマンらしさもあるし、単にテクニカルなだけではない楽器を演奏することの難しさと魅力とが詰まりに詰まった曲だそうです。

■C.ドビュッシー/ベルガマスク組曲より
月の光

(南部歌歩子さん)私は2人の娘がいて、日頃は子育てに追われ、ピアノとの両立が思うようにいかなくて、1日が終わった後に自宅のベランダから空を見上げることがあります。そして、また明日も頑張ろうと思いながら1日1日頑張っています。みなさんも辛いときや元気が出ない日は空を見上げて、月が綺麗だなとか星が綺麗だなとか思うと心がすーっとしますのでぜひやってみてください。

南部さんのソロピアノでの演奏。繊細な音色で、夜空に浮かぶ美しい月を想像しました。

■シュトラウス2世(山洞智 編曲)/こうもり変装曲

普通は変“奏”曲ですが、これは変”装”曲という字を書きます。シュトラウス2世が作曲したものを山洞智さんが編曲されたもの。コロコロと場面が変わる様子があたかも変装のようだからということでこの字をあてられたとのこと。アップテンポでどんどん場面が移り変わっていく、まさに変装を見ているかのような楽しい曲です。
リナ・大学生
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アンコールは、シューマンの「夕べの歌」でした。
大隈淳幾さんと南部歌歩子さんは今回が初共演だったそうですが、息ぴったりの演奏で素晴らしかったです!

<プログラム>
■R.ベルトロ/エア・パストラル
■R.シューマン/「ミルテの花」より
第1曲「献呈」
第7曲「蓮の花」
第9曲「ズライカの歌」
第24曲「君は一輪の花のように」
■J.S.バッハ/無伴奏パルティータBWV1013より
第3曲サラバンド
■A.ポンキエッリ/カプリッチョ
〜休憩〜
■R.シューマン/3つのロマンス
■C.ドビュッシー/ベルガマスク組曲より 月の光
■シュトラウス2世(山洞智 編曲)/こうもり変装曲
――アンコールーー
シューマン/夕べの歌

※ 写真は、大隈様がFBでアップされたものについて、承諾を得て使用しています。