【音楽・詳細】Four Colors, One Voice ー歌・煌めき・祈りー に行ってきました!《宇土市民会館》(2026.1.24)
<前半>
E. エワイゼン:ウェスタン・ファンファーレ(金管五重奏)
□歯切れ良く始まり、活発でありながらも全体のまろやかな音色にあたたかみを感じました。伸びやかさと音の掛け合いの軽快さどちらも兼ね備えておられ、気持ち豊かに聴けました。
J. ブラームス:4つの歌(トロンボーン二重奏)
□お二人のお互いが優しく語りかけ、歌うようにメロディーを紡ぎ、心安らぐ空間でした。トロンボーンの音の柔らかさと、どこまでも響く余韻の美しさ、そして活力溢れる勇敢さが存分に堪能できました。
K. マッキー:アンダー・ウェスタン・スカイズ(トランペット二重奏、ピアノ)
□前半は儚く哀愁漂うメロディーに重なる繊細なハーモニーが素敵でした。心を潤ませる澄んだ音にとても感動しました。後半は始まりのキリッとした音でアメリカ西部のかっこよさが引き立ち、トランペットの魅力がたっぷり聴けました。非常に良く作り込まれていて、一節一節の音に生命力を感じました。曲の明暗がよくわかり、物語のように雰囲気も様々に変わり聴いていてとても面白い楽曲でした。
P. ガベイ:レクリエーション(トランペット、ホルン、トロンボーン、ピアノ)
□コミカルでキャッチーでも、奏者による大人っぽい雰囲気が醸し出されたいました。複雑なアンサンブルをされているのにも関わらず、余裕と安定感がしっかりあり、それぞれの音を楽しんで音楽を作っているように感じました。ゆったりしたパッセージはまろやかさとちょっとした魔力で、不思議な美しい空間が出来上がっていました。それぞれのパートの旋律は、グッと心にくるものがありました。柔和さと共に精魂を込めた真剣さが伝わりました。

<後半>
J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番より プレリュード、メヌエット、ジーグ(トランペット独奏)
□トランペットでのチェロの曲はとても斬新でした。細かく一音一音まで考えられており、丁寧なフレーズ感も伝わりました。それぞれのテーマで音色も変えられ雰囲気の違いも楽しめました。チェロの弦の雰囲気も出しつつ、トランペットのらしさも感じました。
P. スパーク:スーパー・デュエット(トロンボーン二重奏)
□曲調が多様に変化し、豊かさや歌心が非常に伝わりました。また軽快でアグレッシブな掛け合いはこちらの心も興奮させられました。
P. デュカス:ヴィラネル(ホルン、ピアノ)
□現代のホルンとは違い、バルブが無い昔の本来のナチュラルホルンを紹介され、曲の前半はナチュラルホルンで演奏されました。ナチュラルホルンは音階が飛び飛びなため、ベルの中に入れている右手で音程を変えるそうです。大変な作業を難しさなどは何も感じさせないレベルの高さで、感性豊かで色々な音色を楽しめて、圧巻の演奏でした。後半は現代のホルンに持ち替えられて演奏されました。音の粒が流水のように流れていき、曲の表情が明確にわかり、とても聴き入る演奏でした。甘く柔らかい場面や激励してくれるような力強い場面もありました。
M.W. スミス:アニュス・デイ(金管アンサンブル、ピアノ)
□讃美歌を金管アンサンブルで演奏されました。ロマンティックなピアノから始まり、金管全員で同じフレーズの旋律を吹かれた瞬間とても心惹かれました。そこからハーモニーが奏でられ、幻想的で優しい音が会場を包み込みました。それぞれの思いのこもった旋律に心洗われまどろんで聴けました。
J. ラター:レクイエムより第1楽章(金管四重奏、ピアノ)
□暗く重い雰囲気から始まり、どこかから微かに湧き出てくるような音で曲が進行していきました。そこから切なく神聖な雰囲気に変わり、それぞれの尊い音がハーモニーとなり、気付けば引き込まれていきました。金管の穏やかな音が全面に引き出され、心が浄化されていきました。
アンコールはバッハの「主よ、人の望みよ喜びよ」を演奏されました。
※写真は御抵抗いただいたものをHPの規格に合わせて使用しています。

