音楽

【音楽】VIENTO春まつりコンサートに行ってきました! ~ 熊本市国際交流会館(2025.5.6)~

江津山
江津山
2025年5月6日に熊本市国際交流会館で開催されたVIENTO春まつりコンサートに行ってきました。!
龍田川
龍田川
出演は吉川万里さん(ケーナ・オカリナ・サンポーニャなど)、竹口美紀さん(シンセサイザー・作曲・パーカッション)、ゲストにギターの石橋正一さん、友情出演は各種オカリナグループです。

■第1部

1曲目はシンセサイザーとケーナで「Bamboo」を演奏されました。民族的でありながらもエキセントリックで、神聖な世界観に引き込まれました。子ども達による棒のようなものを持った拳法のようなダンスもかっこよかったです。

2曲目の「戦人絵巻」はホラ貝の遠吠えのような合図とともに、迫力ある壮大なスケールで威厳のある楽曲でした。

3曲目は子ども達によるミュージカルで「ナガネコ」を歌って踊られました。可愛らしくも素敵な世界観を見せてくれました。

4曲目は「川の流れのように」を演奏されました。幻想的なアレンジで、しみじみと噛み締めるように心に染み渡る演奏でした。
続いては友情出演のオカリナグループ「オカリナキスミレ」、「風笛の会」、「ラ・ブリーズ」の皆さんによる演奏でした。各団体で「ふるさと」、「いのちの歌」、「朧月夜」演奏され、澄み渡る素敵な音で優しい気持ちになれ、皆さんの演奏されるひたむきな姿が胸を打つものがありました。

6曲目は「華吹雪」を吉川さんと竹口さんで演奏されました。青年の歌唱と、子どもの舞踊もあり、独特の雰囲気の雅とアンニュイさがあり、桜の幻影が感じられました。


■第2

7曲目の「庭の千草」はオカリナで演奏され、オカリナの細くも芯のある高音と語りとともにとても短い曲でも一気に会場の雰囲気が変わりました。

続いては友情出演のオカリナグループ「オカリナKAZE」、「土笛の会」の皆さんで「いのちの歌」、「見上げてごらん夜の星を」を演奏されました。柔らかくぬくもりがあり歌心を感じる演奏で、味わい深いひとときでした。

9曲目はゲストの石橋正一さんによるギター演奏で、「五木の子守唄」を演奏されました。渋くもおしゃれで一音一音に息吹が込められているようでした。流れるような美しい連符や、大地を揺るがすような低音がとても印象的でした。アンコールで谷川俊太郎作詞、武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」を歌われました。心に響くような低音ボイスで、広がりと重さがとても心地よかったです。

10曲目は吉川さんと竹口さんで「天空の記憶」、「海都」を演奏されました。「天空の記憶」は小さな女神が美しく舞い、異国の雰囲気を纏い美しく艶やかでひらけた空間が想像できました。「海都」は5拍子で、子ども達の太鼓のパフォーマンスが印象的でした。深海の澄み渡った美しさと荘厳さを感じました。

最後は「コンドルは飛んでいく」を演奏されました。前半は身震いするような感動的なケーナと、威厳のあるシンセサイザーの熱演でした。そして、アンコールの「ありが10ぴき」で幕が閉じました。
後半は出演した子ども達も一緒に演奏し、ノリ良く楽しさもありお客様の手拍子とともに会場を沸かせました。

■感想

神秘的な世界観の音楽と、吉川さんのMCによる語りが素晴らしく、別世界に誘われているようでした。出演された子ども達やオカリナグループの皆さんの演目も感銘を受けるものでした。ゲストの石橋さんも心からの演奏で人間味あふれていてずっと聴いていたかったです。来ていたお客様も大変喜ばれていたのではないでしょうか。

※ 今回の写真は、全て江嵜靖治様が撮影されたもので、許可をいただいて使用させていただきました。