<感想>
小組曲より ・小舟にて ・行列 /ドビュッシー作曲 神田寛明編曲
□「小舟にて」はアルトフルートも使われ、豊かな音と音の揺れがゆったり水面を動いているようでとても心地良かったです。少し不可思議な雰囲気が浮遊感を引き立たせていました。「行列」は爽快感と晴れやかな音が清々しい心持ちになりました。短い曲の中に様々な趣が見られ、コロコロと表情が変わり聴いていて楽しかったです。
バッハメドレー/田端愛華編曲
□バッハの「アヴェ・マリア」「主よ人の望みの喜びよ」「羊は安らかに草を食み」をメドレーにして演奏されました。対旋律の音の伸びがフルートの綺麗な音で幻想的に重なり合い、神聖な空気を作り上げていました。安らかに穏やかに一刻一刻と音が大事に進行していき、鮮やかに優しい音楽が繰り広げられていました。
最後の一葉(Q. ヘンリー作)/曲 田端愛華
□オー・ヘンリー短編小説「最後の一葉」を古木さんの朗読と、フルート1本、ピアノで演奏されました。優しく可愛らしく少し切ないオープニングや、情景に合わせた音楽で作品に臨場感が増していました。朗読では、一人一人の心情がよく伝わりセリフ一声一声が心にじーんと染み渡りました。最後の悲しくも心打たれる息づかいの終いはとても感動的でした。
魔法の夜(ドミニク・マルシャン作)/曲 田端愛華
□ドミニク・マルシャンというフランスの歌手が歌った物語を絵本にした本を古木さんの朗読と田端さんのピアノで演奏されました。クリスマスでも決して華やかで煌びやかではない世界観でしたが、しんしんと静寂で優しさあふれる空気感がとても心が朗らかになりました。非常にあたたかい作品を包み込むような声と音楽が素晴らしかったです。
ここからはまたエンジェルブレスの皆さんの演奏です。
ニューシネマパラダイス/田端愛華編曲
□いつ聴いても素敵なメロディーに自然と心と体が揺れ動き、曲の中にすっと入り込み聴き入りました。フルートそれぞれのパートが美しく鳴り響いていました。
ジブリメドレー/田端愛華編曲
□時にしみじみと、時に穏やかに軽やかにフルートのキラキラと優美な雰囲気でジブリの様々な世界が描き出されました。いろんな名曲が詰め込まれ感激するような超大作でした。
ムーンリバー/田端愛華編曲
□ハーモニーが美しく幻影的で、しっとりと心落ち着いて聴いていられました。
アンコールは「星に願いを」を演奏されました。
写真は、ご提供いただいたものを使用

