1 陣太鼓の誕生
昭和33年9月、「誉の陣太鼓」が発売!
香梅は、昭和24年10月1日創業(屋号は昭和25年4月15日から採用)ですが、創業10年にして、香梅の代表菓子「陣太鼓」が誕生しました。
創案当初は、羊羹の中に餅を入れて表面に砂糖をまぶしたものを手作りしていました。
2 上品な甘さを求めて
発売後、しばらくすると、消費者の菓子に対する嗜好の変化が徐々に進み、甘味離れの傾向が生じてきました。
甘味を減らすためには、砂糖を減らす必要がありますが、当時は、砂糖をまぶすことで保存期間を保っていたため、砂糖を減らして日持ちをさせることは、大変難しいことでした。これに対して、香梅は、「紙缶詰製法」で、この課題を解決します。
3 当時お菓子業界では数少ない製法特許を取得! 紙缶詰製法
香梅では、スウェーデンの包装展に出品された、ひだ折包装機に着目していました。それをヒントに改良を重ね、昭和44年に紙缶詰のための1号機を完成させ、工場に設置します。そして、昭和56年に紙缶詰の製法特許取得することとなります。この製法により、砂糖を減らしているのに保存が良くなりました。
4 「月に衛星が飛ぶ時代に、できないことはない」との想い
香梅は、紙缶詰製法の製法特許取得という快挙を成し遂げましたが、そこには大変な苦労がありました。
無菌に近い状態でお菓子を包む機械の製作は大変難しく、機械のメーカーには「できません」と当初は断られますが、「月に衛星が飛ぶ時代に、できないことはないです」と説得し、オリジナルラインを完成させました。
5 防腐剤を使わずに、最高60日という賞味期限を実現
さらりとした上品な甘さの陣太鼓は、紙缶詰製法により、密封性が徹底されたために防腐剤を使わずに、最高60日という賞味期限を実現しました。
幾多の困難を乗り越えて開発されたこの製法は、前述のとおり、製法特許取得という快挙を成し遂げたのです。
陣太鼓、めっちゃおいしいけん、食べてみて!
皆さんも、是非味わってください!!
香梅の陣太鼓紹介のホームページはこちら!
→ http://www.kobai.jp/jindaiko/
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