梅ちゃん
こんにちは!くま音文の梅ちゃんです!
北村明日香さんのピアノリサイタル「愛と哀愁」の3回目です。
北村明日香さんのピアノリサイタル「愛と哀愁」の3回目です。
龍田川
このリサイタルで2番目に演奏された曲は、ベートーヴェンのテンペストでした。
<第2曲目>
ピアノソナタ第17番 Op.32-1「テンペスト」
Ⅰ. Largo – Allegro
Ⅱ. Adagio
Ⅲ. Allegretto
<北村さんの説明>
テンペストとは「嵐」のこと。シェイクスピアの戯曲『テンペスト』からインスピレーションをうけたとされています。主人公プロスペローが、弟たちや怪物に陥れられる。その後、力をつけ、怪物をも操れるようになったプロスペローは、その力を使って自分をひどい目にあわせた弟たちの船を難破させようとする。しかし、弟たちや怪物を死に至るまでこらしめることはせず、最後は許したというのが印象的でおもしろいところですね。
物語に登場する様々なキャラクターがメロディーとなって曲中に出てきます。2楽章の冒頭では、プロスペローの娘・ミランダが可憐に竪箏を弾いている様子や、ゆったりとした妖精の世界が広がっていきます。しかし、途中で怪物のキャリバンが出てきて、邪悪な音楽に移り変わります。それぞれのキャラクターの色が出たドラマチックなつくりになっています。
梅ちゃん
動きの多い旋律でしたが、細かい音の粒が繊細かつ鮮明で感動しました。演奏前に北村さんが曲の紹介をされたように、様々なキャラクターが登場して、ころころと変わる曲の表情に心が躍りました!
龍田川
次回は、ブラームスです。
お楽しみに!
お楽しみに!
※写真の使用については許可をいただいています。