音楽

【音楽】島田克也27th Birthday Concertに行ってきました!(2025.3.16)

江津山
江津山
響ギャラリー・蔵で開催された島田克也27th Birthday Concertに行ってきました。出演はピアノ島田克也さん、ヴァイオリン岩男一弘さん、チェロ打越山修多さんです。
龍田川
龍田川
今回島田さんのバースデーライブにちなんで、プログラムの全てを島田さんが作曲された曲を演奏されました。

<前半>

 オープニングに「幕が上がる」を演奏されました。始まりにぴったりな爽やかでメロディックな曲でした。続いてどこか懐かしくなり物思いにふけるような穏やかな「旅路」、高校生の頃に作曲されたというとても繊細なメロディーの「青い蒼い碧い空」を演奏されました。
酒場の雰囲気をイメージし、お酒の名前の「ROSSO」は現代曲のような斬新なジャズのような感じで、アドリブがきいておりコミカルな曲でした。クリスマスソングとして作られトナカイを労った曲の「For Reindeer」はとても優しく心温まる素敵なメロディーで、もろびとこぞりてのフレーズも入っていました。「わがままなワルツ」は切なくも愛嬌があり、音がコロコロ動き曲の色の変化に心踊りました。
続いては島田さんが作曲された曲に基づいて「星読の時計塔」という物語をつけた作品を披露されました。月や星などをテーマに、少し物悲しく温かい兄妹愛を描いた物語で「月と湖」、「アルカディア」、「彼方の光へ」の3曲を演奏されました。「月と湖」は水面のゆらぎや月の光が湖に映っているようで、静けさも感じながらもとても鮮やかでした。「アルカディア」はチェロの打越山さんも一緒に演奏されました。天界をイメージした曲だそうです。キラキラとした流れの伴奏に、広く深いチェロのメロディーが印象的でした。音の雫が落ちていくような表現も良かったです。
「彼方の光へ」は儚くも華やかでとても感動的でした。

<後半>

 後半1曲目は雨の日の部屋の中をイメージして作られた「部屋と雨音」を演奏されました。音源で雨音も加わり、しとしと感と少しこもった感じが味がありました。続いてチェロと一緒に演奏された「追憶」はピアノの輝かしい美しさとチェロの凛とした美しさが際立っていました。
「Flying Bird」はヴァイオリンの岩男さんと演奏されました。心にグッとくるようなフレーズばかりで前向きになれ、どこまでも広く飛んで行けるような爽快さがありました。続いてもヴァイオリンとのデュオで「Citrus Triogy」を演奏されました。とても爽やかでおしゃれで、遊び心もあり誰もが好感を持つような素敵なメロディーでした。チェロも加わり3人でのトリオでの
「Memory」は3人のハーモニーが美しく、それぞれの楽器の旋律も優しくあたたかい雰囲気でした。最後に演奏された「はじまりの道」は、軽快で流れ良くそして明るくもじーんときました。ピアノソロも鮮やかで、様々な場面がありましたが全体を通して笑顔になれるような演奏でした。

アンコールは島田さん作曲でピアノソロの「祈り」と、3人で葉加瀬太郎の「情熱大陸」を熱演されました。

<感想>

 人の心を掴むようなとてもあたたかい曲を沢山作曲されており、お客さんみんなが島田さんの世界観に魅了されているようでした。サプライズで誕生日ケーキが出てきたり和気あいあいとしており、終始和やかで素敵なコンサートだったと思います。

※撮影は許可をいただいております。