<前半>
前半はバロック音楽を中心に演奏されました。前半の演奏曲目は、次のとおりでした。
前半の演奏曲目
・フリーデマン・バッハ/2つのフルートのための二重奏曲第4番
・ゲオルグ・フィリップ・テレマン/12のファンタジーより、7番
・ヨハン・セバスチャン・バッハ(G.ショッカー)/パルティータとゴースト
フルート二重奏ならではの響きがとても心地よく、普段からフルートの音色を聴く機会が少ない私にとって、フルートの美しい音色を堪能できる時間となりました。鳥の鳴き声のように美しく、曲目により、小鳥のさえずり、この場面は熟年夫婦の鳥かな?等色々な想像を巡らせながら演奏を楽しませて頂きました。
また、古典派の作品ならではの旋律の美しさが、丁寧に紡がれていました。
お二人の掛け合いも絶妙で、主旋律がより際立ち、まるで会話をしているような豊かな時間を味わわせていただきました。
<後半>
後半は現代作品を中心に、次の曲目を演奏されました。
・ジャン=ミシェル・ダマーズ/DIALOGUE(ダイアローグ)
・ロバート・ムチンスキー/2重奏曲op.34
・ビゼー/カルメン:2本のフルートとナレーションによるオペラ「カルメン」
前半とは雰囲気が変わり、現代作品ではフルートの音そのものをより楽しむことができました。曲中で使われる音色はより多彩で、はっきりとした音や少し尖った響きもあり、思わず耳を引き寄せられ、最後まで興味深く聴くことができました。また、「フルート二重奏:二人でカルメンを」ではオペラのストーリーをとてもわかりやすく解説してくださり、音楽だけでなく物語の背景や登場人物の心情にも自然と入り込むことができました。「フルートでオペラを演奏する」ことで、旋律の美しさを改めて感じることができたり、まるで登場人物の表情や語りかける声が自然と浮かんでくるようでした。
<感想>
(いずみの感想)
今回Flute Duo Concertにて演奏を聞かせて頂き、美しいフルートの音色と表現豊かな演奏に出会うことができ、とても充実したひとときを過ごすことができました。またお目にかかれる日を楽しみにしています。

撮影は承諾済です。