音楽

【音楽】 「トリオOz(荻利恵、船津真美子、中川幸尚)」の「ドヴォルザーク生誕180年、サン=サーンス没後100年によせて」-熊本市中央区本荘「DOLCE」(2021.11.23)-

龍田川
龍田川
「トリオOz-オズ-」の演奏会に行ってきました!メンバーは、荻利恵さん(ピアノ)、船津真美子さん(ヴァイオリン)、中川幸尚さん( チェロ)の3人になります。
江津山
江津山
オズ(Oz)とは、オズの魔法使いと関係あるのですか?
龍田川
龍田川
あります。魔法使いのドロシーのように演奏においても挑戦と冒険を忘れないように、また、結成のきっかけとなった熊本県大津町をかけて名付けたとのことでした。
江津山
江津山
なるほど、熊本県の大津町ともかけてあるのですね。
龍田川
龍田川
皆様プロフェッショナルな方々ばかりですが、チャレンジャーとしてやっていきたいというお話をいただきました。挑戦と冒険の精神で、新しい音楽を創造していかれる意気込みがひしひしと伝わってきました。
江津山
江津山
本日の演奏曲は、何を選ばれたのですか?
龍田川
龍田川
プログラムは、前半が「サン=サーンスのピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.18」で、休憩をはさんで後半が「ドヴォルザークのピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90」の「ドゥムキー」でした。前半の解説は、中川幸尚さんが次のように解説されました。

<前半の1曲>
まず、1曲目のピアノ三重奏曲第1番は、今年、没後100年になる、フランスの作曲家サン=サーンスの曲です。フランスというと、ドビュッシーやラヴェルを聴かれる方が多いと思いますが、サン=サーンスは、それよりちょっと前ですね。その弟子に、フォーレがいまして、そのフォーレは、ドビュッシーやラヴェルにすごい影響を与えています。
ドビュッシーやラヴェルというと、フランス的な印象ですが、サン=サーンスは、もう少しドイツ音楽の影響を受けていると思ってます。そういう、サン=サーンスが私はとても好きなんですね。
それで、ちょっと聴くと、曲がフランス的でないように思えるかもしれません。でもよくよく聴いてみると、フランス風なお洒落な部分がふんだんにあります。
そういうところを探しながら、聴いていただければと思います。

龍田川
龍田川
2曲目の「ドヴォルザークのピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90」の「ドゥムキー」については、中川幸尚さんが次のように解説されました。

<後半の1曲>
2曲目は、チェコの作曲家であるドヴォルザークの曲です。
ドヴォルザークは、後年アメリカに2年程度渡ります。
そのアメリカでは、彼は、有名な「新世界より」とか「アメリカ」とか、まさに代表曲といえるような曲を書いています。
今回のこの曲は、そのアメリカに渡る1年前の曲です。
そして、この「ドゥムキー」の意味ですが、これは、「ドゥムカ」っていうウクライナ起源の民謡のようなものがありまして、それを集めた作品ということです。それで、この2曲目は、全部で6楽章ありますが、各楽章内で目まぐるしく変化し、飽きさせません。そういう曲です。聴いてください。

龍田川
龍田川
大変素晴らしい演奏でした。そして、今回、荻利恵さん、中川幸尚さんお2人にインタビューをさせていただくことができました。
江津山
江津山
船津真美子さんについては、既に紹介させていただいていまよね。ドイツで5歳のときに、ヴァイオリンを始められました。詳しい内容のリンクはこちらです
龍田川
龍田川
次回から、荻利恵さん、中川幸尚さんの紹介をさせていただきます。

以前のインタビュー
船津真美子さん → リンクはこちら

次回と次々回のインタビュー掲載しました!
荻利恵さん → リンクはこちら
中川幸尚さん → リンクはこちら

<場所>
会場:レンタルスペース&サロン DOLCE
住所:熊本市中央区本荘6丁目12-31

・今回のこのページの全ての写真は、礒野好絵さんの撮影によるものです。写真の画素数はダウンサイジングして掲載しています。
・礒野さんの紹介のHP → リンクはこちら