(中庭から上通側に向かって。屋根はないオープンスペース)
1 オモケンパークのコンセプトについて
<面木さんのお話>
オモケンパークは、下り坂のフェーズにおいての、豊かな下り方を探す場所です。人口が増加し、経済も拡大成長していた、いわゆる上り坂のフェーズにおいて成功してきた「商店街」や「テナントビル」というビジネスモデルは、人口減少、縮小成熟のフェーズである現在においては、マッチしないと考えます。だからこそこれからのあり方を考える場を創ろうと考えました。「答え」ではなく、「問い」を立てる場にしていきたいと思っています。
(屋上から中庭に向かって。屋根はないオープンスペース)
2 オモケンパークのロゴ~見えないデザイン~
<面木さんのお話>
オモケンパークのロゴは、ここの屋根のデザインをもとにしているんですが、右肩を下げてるじゃないですか。これは下り坂ともいえるこれからの時代の豊かな下り方を追求していきたいからです。これまでの時代(右肩あがり)のように、大きな建物を作るのではなく、小さく作ることで、場に余白が生まれる。その余白にこれからの時代の豊かさがあると思います。オモケンパークには、余白として生まれた庭や屋上がありますが、そこでミュージシャンが演奏したりして、それを皆が楽しむ。建物を小さく作ることで生まれる物理的な余白は精神的な豊かさも生み出すと考えています。この街に住んでいてよかったとか、是非また来たいと思ってもらえるような街にしようと思って、まず自分の場所をそうしようというところから始めているわけです。
(屋上から上通側に向かって)
3 上通の縁側・ソーシャルデザインパークについて
<面木さんのお話>
「上通の縁側」というのは、人々が心を通わす交流の場としてとらえた言葉です。別に知ってる人とかがいるわけじゃないけど、それぞれの人がそれぞれの過ごし方をここでされる、そういうのがいいなぁと思っています。
「ソーシャルデザインパーク」とは、これからの社会を良くしていこうというソーシャルグッドな取り組みをしている人たちが活動できる場所、そういう人たちを支援する場所としての言葉です。ソーシャルデザインとは、個人そして組織が自分ゴト化して社会課題の解決に取り組む事ができるようにデザインする事と考えています。
(入ってすぐのギャラリーから中庭に向かって)
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