音楽

【音楽】「船津真美子、尾上香織、辰野陽子、中川幸尚」による「弦楽四重奏ヲ愛デル春」-熊本市中央区本荘「DOLCE」(2022.3.6)-

リナ・大学生
リナ・大学生
船津真美子さん(ヴァイオリン)、尾上香織さん(ヴァイオリン)、辰野陽子さん(ヴィオラ)、中川幸尚さん(チェロ)4人による弦楽四重奏のコンサートに行ってきました!
龍田川
龍田川
2021年くまもと復興国際音楽祭管弦楽団の首席奏者の4人ですが、この4人だけの演奏は初めてだそうです!
コンサートは、コロナ対策がしっかりなされた中で開催されました。
江津山
江津山
プログラムは、前半が「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18-1」で、休憩を挟んで後半が、「ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96,B.179『アメリカ』」でした。前半の解説は、中川幸尚さんが次のように解説されました。

<前半の1曲>
この曲「Op.18-1」はベートーヴェンがまだ若い頃の作品です。ベートーヴェンは弦楽四重奏という分野に踏み入るのにかなりの意気込み・覚悟があったのでしょう。この弦楽四重奏曲作品18は、6曲からなる作品ですが、この6曲のセットを作曲するのに2年くらいかかっています。全部で16曲ベートーヴェンは弦楽四重奏曲を書くんですけれども、これはそのスタート地点の曲です。なので、これが第1番目に書いた曲と言いたいところなんですけど、実は、第3番「Op.18-3」が一番最初に作曲されました。私が読んだ話によりますと、出版にあたって、誰かが、この「Op.18-1」がオープニングにふさわしいという意見を出して、それでこれを第1番にしたそうです。

龍田川
龍田川
2曲目の「ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96,B.179『アメリカ』」については、中川幸尚さんが次のように解説されました。

<後半の1曲>
この曲は、チェコの代表的な作曲家であるドヴォルザークが、アメリカに住んでいたときに作曲したものです。当時、彼は世界的な名声を受けており、音楽院の学長就任の依頼を受けて渡米しました。しかしながら、激しいホームシックにより、3年弱でチェコに帰っています。短い期間ではありましたが、彼は、そのアメリカにいた間に、彼の代表作を次々と作曲しました。この「アメリカ」という曲もその1つですし、また、「チェロ協奏曲」や、「新世界交響曲」も同時期に彼が作曲した曲です。この「アメリカ」という曲は、その内容がものすごくアメリカ音楽の影響を受けており、また、全ての弦楽四重奏の中でも代表曲の1つといえます。

リナ・大学生
リナ・大学生
大変素晴らしい演奏でした!!
そして、今後、辰野陽子さん、尾上香織さんお2人へのインタビューを掲載させていただく予定です。
江津山
江津山
船津真美子さんと中川幸尚さんについては、既に紹介させて頂いています!

船津真美子さんへのインタビュー
→ リンクはこちら!
中川幸尚さんへのインタビュー
→ リンクはこちら!

龍田川
龍田川
まず、次回は、辰野陽子さんの紹介をさせていただきます。

<場所>
会場:レンタルスペース&サロン DOLCE
住所:熊本市中央区本荘6丁目12-31

※ 撮影時は、マスクを外していただいて撮影しています。