1 シャンソンを歌うようになったきっかけ
<高杉さんのお話>
学生時代にゴミ捨て場でレコードプレーヤーを拾い、それをきっかけに買ったのがシャンソンのイヴ・モンタンのレコードでした。メロディーもリズムもバラエティーに富んでいて美しく、何より詩のドラマ性に魅かれました。音楽にはコンプレックスがありましたが、役者を志すものとしては当然チャレンジするべきだと思ったわけです。
2 朗読の魅力
朗読の魅力は、視覚的なものに頼らない音の世界にあります。「声・言葉」に「音階・リズム・感情」があって、想像力で表現する世界です。それは演じる者もそうですが、聴く者も想像力が試されます。想像力で頭に描くものは無限です。ビジュアルが発達しすぎている昨今では忘れられている、大切な感覚ですよね。
3 普段の活動
<高杉さんのお話>
普段はシャンソンと朗読のレッスンを、熊本と福岡でやっています。毎月のライブやその準備、たまに東京などでの外部出演もあります。仲間たちの発表会の企画も定期的にやっています。朗読は毎年テーマを決めて、ミュージシャンたちと県内各地で企画し演奏しています。最近は石牟礼道子、宮澤賢治のシリーズなどを取り上げています。
4 好きな食べ物
<高杉さんのお話>
好き嫌いはなく何でも食べますが麺食いです。ラーメン、うどん、そば、パスタなど長いものが好きです。コーヒーも大好きで、水出しコーヒーはだいぶ修行しました。そしてお酒も大好きです。特に純米酒にはメロメロです。ワインも芋焼酎もいいですね。
~高杉さんの活動歴~
幼少期から演劇が好きで、大学時代には文学座や勝新太郎の俳優養成所を経て、劇団をつくるなどしながらシャンソンも修行。1987年に熊本に移住し、シャンソンのライブをする居酒屋「ほたる家(2017年に閉店)」を経営しながら、シャンソンの勉強会「ラ・ポム・ド・ラ・シャンソン」を熊本・福岡で主宰。途中7年間は子どもミュージカル劇団も主宰。最近では熊本と福岡で朗読の劇団も主宰し、主に朗読ミュージカルを上演(ラ・マンチャの男、オリバー!など)。その他ジャズピアニスト豊田隆博氏による即興ピアノと朗読のコラボを定期的に開催、RKKのドキュメンタリー番組でナレーションを務めるなど、多岐にわたる朗読シーンで活躍。シャンソンでは毎月定例のライブを開催。仏語・日本語と音楽のコラボCD「俳句99」の制作に参加。仏・米・西・日のミュージシャンによるCD「SURF UP」をリリースし、日本語歌詞とヴォーカルを担当。直近では念願のシャンソンCD「LES MIRETTES」をリリース。