音楽紹介

【音楽】 民謡 光祥会二十周年記念発表会を振り返って(その③公演二日目)! ~田中祥子先生へのインタビュー、今だから聞ける舞台裏でのお話など~

<2021年4月4日(日) 熊本市民会館>
2日目のプログラム
1 オープニング 五木の子守唄
2 師弟共演 唄の絆
3 子供教室 くまもとうたものがたり
4 鎮西高校
5 早坂流名取 演唱・演奏・踊り
6 フィナーレ 田中祥子 名取全員
※ 写真は承諾をいただいた上で掲載を行っております。
江津山
江津山
今回は、2021年4月の「民謡 光祥会二十周年記念発表会の振り返り第三弾になります。引き続いて、田中祥子先生にインタビューをさせていただきました!
龍田川
龍田川
まず、オープニングに五木の子守唄を選ばれた理由は何でしょうか?(Q1)

<田中先生のお話➀>
前回のインタビューの最後でもお答えしたんですが、熊本地震後にみんなで頑張って五木の子守唄で日本一を取った、それも地震の復興のために頑張ったということが、なかなか皆さんに伝えられていなかったので、これはいい機会ではないかと思い、日本一のチームを取ったそのメンバーで「五木の子守唄」をオープニングで披露することにしました。

龍田川
龍田川
次の師弟共演、唄の絆ですが、久々に一緒に唄われていかがでしたか?(Q2)

<田中先生のお話➁>
実は、前日のリハーサル開始時は、本当に、今までもう見たこともないくらい光枝先生は体調が優れませんでした。だけど、リハーサルの中で、体調が優れなくても、何とか舞台での自分のカンを取り戻そうっていう先生の後ろ姿、舞台魂っていうか芸能人魂っていうか、どんなに苦しくてもきつくても倒れそうでも、私の人生は唄ですっていう先生の姿を見て、ああ、さすが先生だなと思いました。
私は、先生が一番ピリピリした時期の内弟子じゃなかったかと思います。先生の内弟子ができたのは、勿論、先生の心が暖かかったり、相性が良かったから長く続けてこれたというのもあるんですけれども、やっぱり私は何よりも先生が舞台に立ってる姿に憧れていたからというのがあるんですね。
憧れていた先生が、体調が優れない中、それでも自分のいい状態を取り戻していって唄って元気に頑張っている、そういう姿を見ると、なんか家族のような気持になるんですよね。本当は、師弟なんだけれども、ある意味家族のような気持で、先生が元気に唄えて良かった、一緒に唄えて良かったと、何か本当に感謝しました。

龍田川
龍田川
なるほど、そんなことがあったんですね・・。
次の子供教室のくまもとうたものがたりですが、劇の中でいろいろと唄がうたわれて、とても良かったですね。先生からみて子供たちはいかがでしたか?(Q3)

<田中先生のお話➂>
素晴らしかったですね。一言で言えば本当に素晴らしく、よく頑張ったと思います。
実は、リーダーで一番頑張っている子がリハーサルの前日の4月2日に熱を出したんですね。PCR 検査は大丈夫でした。それで、その子は、4月3日は休みました。そして、出番が4月4日だったんですが、やっぱり、熱を出したということで、PCR検査がその時はよくても、万が一後で陽性という場合もないわけではない、そういうことがあったらいけないので、そのリーダーの子には大変、本当に申し訳ないけど、出ないでって言って止めたんですよね。本人とも話してですね。
でも止めたからにはその子がやらなければいけないところを誰かが埋めなければ物語にはならないわけですね。それを、残っている次のサブのリーダーの子達が自分達でちゃんと話し合いをして理解をして納得をして、そしてそれに向かって本当に短い時間で仕上げました。これは なんか本当に奇跡的な実力、火事場の馬鹿力じゃないけど本当にハラハラしたけれども、そういうのを表には見せずに本当によく頑張ったなと思います。
今やっと、このことが話せます。

龍田川
龍田川
そうなんですね・・。全くそのようなことがあったとは知りませんでした。子ども達は、本当によく頑張りましたね。今初めてそのようなことを聞き驚きました。
それでは次に鎮西高校のダンスについて一言お願いします。(Q4)

<田中先生のお話➃>
鎮西高校の新しい取り組みとして、日本で初めての芸術・ダンス・舞台系科目、舞台類型を立ち上げて、今年で確か4期生を迎えることになったと思います。とても画期的な授業形態を作っています。
ダンスの子たちは、このコロナ期でもずっと団体の練習を少し工夫してパーツに分かれて練習をして、この発表会の一週間くらい前かな、全国ダンス大会高校の大会があって1年生も2年生も優勝して帰ってきたのでそういう意味ではとても勢いづいたかなという感じがします。

龍田川
龍田川
次の早坂流名取の演唱・演奏・踊りですが、三階節など10曲が演じられました。どういうところが特に見所として挙げられるでしょうか。(Q5)

<田中先生の➄>
見所ですね。やっぱり早坂流名取さん達のクラスについては私と一緒に舞台に立つ経験も多くありますし、本気で頑張ってきたキャリアがたくさんあるのでその落ち着いた熟練した唄、それからお三味線がきちんと演奏できてたんじゃないかなと思います。
また、名取の皆さんは、公演前の4月2日の夜6時くらいから10時まで、客席のアマビエのシールを貼ったり受付準備をしたり、楽屋の整理をしたり本当に 前の日から頑張ってくださいました。そうして、2日目の最後の出演じゃないですか。本当に疲れのピークの中で、あれだけの演技ができるというのはやっぱりキャリアかなと思いまして、私は褒めてあげたいと思います。

龍田川
龍田川
名取の方々は、裏方としても本当に頑張られたんですね。
それでは最後の質問ですけどフィナーレの時の気持ちをお聞かせください。(Q6)

<田中先生のお話➅>
フィナーレは、ほとんど何も覚えてないんですけど、ただ、コロナの中、みんなをちゃんと会場から出すまでは、消毒をして具合が悪い人は誰も出ないようにと、それをずっと思いながら唄ってました。普通でしたら、終わったという気持ちになるんでしょうけど、なんだかこのとときは、もっと冷静で、コロナが出ないようにと皆さんの安全について、とにかく考えていました。

龍田川
龍田川
素晴らしい舞台の裏では、いろいろな御苦労やハプニングがあったんですね。お話の数々、ありがとうございました。
今回の素晴らしい舞台を見せていただき、私たちも本当に元気をいただきました!
最初の「その① 当日朝のリハーサル」への
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