リナ・大学生
北村明日香さんのソロコンサートについての3回目の記事で、このコンサート紹介の最終回になります!
リナ・大学生
5曲目は、ショパン:バラード第3番 Op.47、6曲目は、ショパン:幻想ポロネーズ Op.61です。
5 バラード第3番Op.47
<北村さんのお話>
この曲は面白いラブストーリーになっています。バラードの一番最初は男女のカップルが愛の誓いをするところから始まります。そこから1分ちょっと幸せな日々が続きます。しかし、女性側が「彼は本当に私を長く愛し続けてくれるのか」と疑念を抱き始めます。そこで、湖に住む水の精に姿を変えて彼がその罠に引っかからないかどうかを試すというお話になります。水の精が手招きをして彼を湖に誘います。最初はその罠に引っかからないかった男性ですが、徐々に彼女の魅力に虜になっていきます。終盤、暗く激しくなっていき、最後に水の精が元の彼女の姿に戻ります。そこで男性が「ひどいことをしてしまった」と絶望して崩れ落ちていく曲になります。
龍田川
すごく恐ろしい曲ですね(笑)最初に男女が言葉をかけ合って愛を誓い合うシーンや、水の精が手招きするシーン、最後に女性が怒っているシーンなどの情景が浮かんできました。
6 幻想ポロネーズ Op.61
<北村さんのお話>
ショパンが亡くなる3年前の曲で、彼女と別れて結核も進行していた、幸せではない時の曲です。ポロネーズの要素は少しだけで、1つの幻想曲として聞いて頂ければと思います。
リナ・大学生
この曲は初めて聴きましたが、本当に幻想的で、どこか寂しさを感じるような印象を受けました。アンコールは、チャイコフスキー「四季」より「10月秋の歌」と、童謡「里の秋」を演奏されました。
龍田川
秋の夜にぴったりな素敵なコンサートでした。ぜひみなさんも北村さんの素晴らしい演奏を聴かれてみてください!
北村明日香さんへのインタビュー記事
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<場所>
会場:レンタルスペース&サロン DOLCE
住所:熊本市中央区本荘6丁目12-31
※撮影は許可を得て行っています。